先日、孫のことなが小学校6年生の卒業式を迎えました。
卒業式には、七歳の七五三の時に誂えた祝い着を、寸法を直して着用しました。
これが、その着物です。
ちりめん地に手染めで、玩具の柄を可愛く染めた小紋です。
こちらが、7歳のお祝いの画像です。
小さかったですが、子供の成長は本当に早いです。
黒い袴を合わせた姿はとてもよく似合い、晴れやかで、成長を感じる本当に嬉しい一日となりました。
ここで多くの方にお伝えしたいのは、2つです。
まず、七歳で作った着物は、十二歳になっても美しく着ることができるということです。
その理由は、子どもの着物の仕立て方にあります。
三歳までの着物は「一つ身」といわれ、反物の幅一枚で仕立てます。
そのため、生地に余りが出る構造です。
一方、七歳前後になると、大人と同じ反物の取り方で仕立てます。
身幅の幅は、反物幅一枚分では足りないため、二枚を横に使って身幅を作ります。
つまり、大人と同じ仕立て方です。
とはいえ、まだ体は大人ほど大きくありません。
そのため両脇には「縫いしろ」として余分な布を内側に入れて仕立てます。
さらに、着丈も長めに仕立てて、
裾や腰の部分に内側へ折り込んで調整しています。
つまり――
成長に合わせて出せる“余裕”を、あらかじめ中に仕込んでいるのです。
今回も、その中に入れてあった生地を出して寸法を直すことで、
十二歳の体に美しく合わせることができました。
そしてさらに素晴らしいのは、
この先、大人になった時にも、仕立て直すことでまた着ることができるという点です。
着物は「その時だけのもの」ではなく、
人生の節目ごとに寄り添い、成長とともに形を変えていく衣装です。
七歳の思い出が、十二歳の門出に重なり、
そしてその先の未来へもつながっていく――
これが、着物の奥深い価値ですね。
こうした日本の美しい文化と合理性は、多くの方に知っていただきたいし、
これからも守っていきたいです。
もう1つは、個性によって異なる「好き嫌い」に対応する着物のコーディネート力です。
子供は、成長過程で、「好き嫌い」と「似合うもの」が変化します。
ことなは、幼い頃は、赤青黄色などの原色が良く似合っていましたが、
その後、「ピンクが好き」に変わり
小学校に入学してからは、青、茶、紫、白などに好みが変わりました。
もちろん、好きな柄やセンスも変化したのです。
ですから、私は、「卒業式には、本人が好きなものを着せてあげて」と言っていました。
もっと大人っぽいレンタル着物が候補に挙がっていたようですが、
結局、3歳の時のこのお祝い着になりました。
そして、袴は、えんじ色?と思ったのですが
本人が黒を選びました。
ずっと、バレエを習っていて、数学が得意です。
つまり、白い個性が強い子になっていたのです。
となると、玩具は、可愛すぎるのでは?とも思ったのですが、
本人が袴を黒にすることと、小物を黄色にしたことで納得の姿になりました。
このように、着物をコーディネートによって変化させて着るという力は大きいです。
また、レンタルと手染めでは、生地の良さの違いが遠目でもわかるという点も
ポイントだったようです。
この着物は、大人も着ることができるものですが
さて、今後、どのようになることでしょうか?
孫の成長が楽しさと学びを教えてくれます。
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