伝統工芸展入選作家遠峰 聖明先生は、現在、次回の伝統工芸会の出展作品を手がけていらっしゃいます。
遠峰先生の訪問着の素晴らしさは、日々進化なさっていて、
今、最高の域に達していらっしゃいます。
【お1人でほとんど作るもの作り】
遠峰先生のきものは、ほとんどの部分をお1人で作っていらっしゃいます。
構図、図案、糸目置き、のり伏せなど28工程とも言われる
手間がかかる多くの作業を遠峰先生は、ほとんどお1人でなさっています。
その時間の多さと手間は、一般の私達には、想像を超えた世界です。
それぞれに緻密で正確で高い技術が必要とされます。
【技術の高さ】
遠峰先生は、日本工芸会が開催する伝統工芸展の正会員です。
正会員になるには、のべ4回の工芸展への入選が必要ですから
なかなかなれるものではありません。
高い実力が認められていらっしゃいます。
その遠峰先生の高い技術は随所に見ることができます。
http://www.kimono-bito.com/list.php?d_id=20190614091550&category_id=0703
染芸展最高賞の関東経済産業局長賞受賞作品 訪問着 松 緑に見られる
http://www.kimono-bito.com/item.php?item_id=010236
細い糸目友禅で染めた松の糸目の美しさは目を見張ります。
http://www.kimono-bito.com/z-31030tp/img_item/20190508124154-16.jpg
手描き染め九寸名古屋帯 遠峰聖明作受賞作 松風 グリーンでも
そのすごさを体感していただけます。
http://www.kimono-bito.com/item.php?item_id=009429
また、訪問着 カワセミに猫柳のカワセミや
http://www.kimono-bito.com/item.php?item_id=009423#photo
http://www.kimono-bito.com/item.php?item_id=009423#photo
手描き染め九寸名古屋帯 遠峰聖明作月にふくろう点描 グレー地に見る
「点描画」の精度や美しさは、他に類を見ない高い技です。
http://www.kimono-bito.com/z-31030tp/img_item/20160404190126-16.jpg
http://www.kimono-bito.com/item.php?item_id=009438
【お召しになる人を意識した「似合う」着姿】
その高い技にプラスして、最近の作品は、
多くの方に「お似合いになるだろう」と思われる
人の姿形を大いに意識してくださっていることに驚かされます。
訪問着 清雅ポピーピンク2019年日本工芸展本展入選作品は
http://www.kimono-bito.com/item.php?item_id=010234
清らかな可愛いお嬢様から若々しいご婦人の方に
最高の着姿になります。
後身頃にも前身頃にも沢山描かれたポピーのお花ですが
羽織ると、お顔が主役になって、柄の多さは、少しも気になりません。
最高に上品で、穏やかでいて華やかというすばらしい着姿になります。
また、日本工芸展本展入選作品 訪問着グレーは、
http://www.kimono-bito.com/item.php?item_id=010235
ポピーという題名が同じでも、内容は大きく異なっています。
斜めに流れる構図は同じですが、お花の咲き方や表現方法が違います。
こちらは、都会的でクールなエレガントさが表現されています。
多くの方にお似合いで、年代を超えた着姿として
叙勲、式典、結婚式、パーティなど
多くの場面で最高に自信を持ってお召しいただけます。
ポピーのグレーとピンクを親子でお召しになることが出来れば
こんな素敵なことはありませんね。
また、東日本伝統工芸展入選作品 訪問着大文字草 白とブルー地は、
http://www.kimono-bito.com/item.php?item_id=010237
黄色と水色という時代の先端にある色を使っていて
透明感がある美しさの中に元気な動きを感じられます。
新しい時代のおきものとでも呼びたくなるおきものです。
どこを探しても見当たらない、とてもとても素晴らしい作品だと思います。
どこを探しても出会えないような貴重な作品です。
http://www.kimono-bito.com/list.php?d_id=20190614100749&category_id=0703
【おきものは、お召しいただいて完成します】
おきものは、美術館の絵のようではなく、お召しいただいてこそ
その目的を達することができるものです。
技や作品のすばらしさを追求することが、お召しいただく「人」から
離れたものつくりになることがありますが
遠峰先生の作品は、最高の技に「人を思って最高の着姿に完成させた」ものです。
是非、お召しいただいて、着姿の喜びを実感していただきたいです。