紬には、多くの種類があります。
産地の特色を生かした草木染めだったり、糸のこだわった作り方や、手間がかかるた手織り、色の特徴などがあります。
それらの要素を全部というほど持っていて、最高の品質で作られているのが、大島律子先生の紬です。
まず、糸は、日本の国産糸の中で最高の品質のものを選び抜いて使って下さっています。
それぞれの紬は、同じ糸ではなく、作品にあわせて、例えば、齋藤栄子さんの糸と山田花子さんの糸というように
作り手で糸を選んでいます。大島先生の中では、糸の製作者と糸は結びついているのです。
大島先生の紬は、光沢がある作品や、光沢を吸収するような作品もあります。
それらは、糸の違いによります。
そして、糸を染めるための染料は、全部、本当に全部自分で入手した自然の素材を使っています。
大島先生のお庭の樹木が多いです。
切って、拾って、乾かして、煮て、色を調整して、媒染して、それら全てを時間をかけてご自身でなさっています。
それも、何回も何回も染めて作った深い色合いが多いです。
そして、織りの腕前は、日本伝統工芸展や埼玉県展で入選だけでなく、県展の審査をなさるお立場でした。
更に、完成している紬は、とても大人っぽくて都会的だと思います。
紬が苦手という方の中に、「素朴過ぎる」ということがあると思いますが、
その逆なのです。
律子先生が求めて完成させたセンスが、とてもモダンです。
それが品質の高さとあいまって、「都会的な大人の女性の紬」になっています。
つまり、最高の紬と言えるのです。
詳細は、下記のページをご覧下さい。
https://www.kimono-bito.com/list.php?d_id=20250622132424&category_id=0049