すっかり春のお天気が続いています。
このすがすがしさを、すばらしいおきものとの出会いが一層高めてくれました。
3枚の桜の訪問着の画像をご覧下さい。
美術館で高貴な日本画を見るようなすばらしさです。
こんなにも高い染めの世界があるのかと、大きな感動が
私の心を満たしてくれています。
今年82歳の坂井先生は、幼い頃から沢山の絵を描いて
それでも勉強も3番以下になったことがないという優れた才能をお持ちです。
日本画を目指したという腕前で毎日毎日楽しく沢山の絵を描かれて、
人の何倍も努力を重ねられて、今の素晴らしい作品を描かれるようになりました。
日本一のきものの作り手のお一人だと思います。
1本の線が無駄が無く、必要にして多くを語ってくれます。
強い色ではなく薄い上品な色を、この上なく優美に染めて下さいます。
そんな坂井先生の訪問着は、見たことも無い構図と色合いで
絵のように素晴らしいのです。
今、桜の季節に桜の訪問着3枚をご紹介させていただけるのがとても嬉しいです。
桜前線 ピンク
是非、ご覧にお越し下さいませ。
日時:3月25日から4月4日 11:00~18:00
場所:東京日本橋 きもの人
日本工芸会正会員 坂井教人先生【略歴】
1933石川県羽咋郡宝達志水町上田出出生
1949美研荘に入塾、中井英三、川崎一与四に師事
1971第18回日本伝統工芸展訪問着「流氷」初出品
1978日本工芸会正会員認定
1980紺綬褒章拝受
1983第23回伝統工芸新作展鑑審査委員
1989ベルギーユーロパリア’89ジャパン展に出品
1996神奈川県美術工芸展鑑審査委員
2004文化庁芸術家等派遣事業に参加
通産大臣賞、東京都知事賞、日本工芸会賞