大島律子先生の紬を少しでも多くの方にお召しいただきたいので
特別価格を6日まで延長させていただきます。
http://www.kimono-bito.com/list.php?d_id=20190616204817&category_id=0049
大島先生の紬は、世界に誇ることができる高い技とセンスの完成度です。
手織りの技の高度さ、
草木染め染料を使いこなした色合いの美しさ
作品として独特の表現を完成させた表現力の高さ
は、比類ないものになっています。
今、日本の紬は、各地の山地で作り手が高齢化して
後継者がいないために、多くの技が途絶えて行っています。
そんな中で、大島律子先生が、淡々と追求して下さった紬の世界が、
今、これらの作品の中に見事に形作られていると私は思います。
色の見事さは、それぞれの紬で異なりますが
例を挙げるなら
草木染め手織り紬 大島律子作 クリーム地 縞柄
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この紬は、
イタリアのアルマーニの深いセンスの良い色合いを超えた
センスの良いクリーム色と茶グレーの色合いを作り出して
それらの糸を幅の間隔を変えで織ることで
色合いも見え方を工夫して織られています。
目が離せないほど美しくこだわった縞柄です。
カラフルなこの縞柄 真綿色と櫟の鼠色 は、
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赤やオレンジ、緑などの色合いが薄すぎず濃すぎないのに
生き生きとしているのが、とても不思議です。
良く見ると、緑の線の両側に薄いクリームの線が入り、
赤の線の両側には、深緑の線が入っているのです。
多くの時間と手間がかかるそんな細部のこだわりが
他にはない見事な紬となっているのです。
この紬を見ると、いとおしくて、いとおしくてたまらない気持ちになります。
また、「桜の花びら」や「コチニールと松煙」には多くの絣が使われています。
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絣は、縦糸だけではなく横糸も染める前から計算して細かく
糸を整えた上で染め分け、織り分けるのですから
多くの時間を要します。
なのに、何気なく美しく可愛く調和して織りあがった姿は
沢山心を込められた成果と言えるでしょう。