K様が滝沢先生におあつらえで染めてたいただい色無地を
お子様のご卒業式にお召しになるということで
帯合わせを行わせていただいています。
様々な帯を合わせるほどに、この色無地がどれだけ
K様にお似合いかと分かり、深く滝沢先生のすごさに
心打たれる思いです。
滝沢先生のおあつらえ色無地は、多くの場合
染め上がった地色に、えっ！と私は最初は思うのです。
それほど一般的ではない地色が多いです。
なかなか出会えない色です。
そして、実際にお召しになると、どんなにすごいかと
思い知らされることばかりです。
それが、どれだけ大きな変化球の色であり
どれほど多くの長所を引き出して
また、補う部分を補って下さっているのかと分かります。
また、そんな事を色無地の色だけでやってのけて下さる
滝沢先生のお力に敬服するのです。
ある、水色が大好きな方がいらっしゃいました。
滝沢先生のおあつらえ色無地は、クリーム色で染め上がってきました。
なぜ？と思ったのですが、お肌がイエローの方が強い方だと
後で気づきました。
その方を主役にしてくれて、一層素敵に見せてくれる色合いです。
何枚かのおきものを滝沢先生におあつらえ下さる方や
何枚かの色無地をおあつらえ下さる方には
前の物と異なる色で染めて下さいます。
色出しは、ますます難しくなるのですが、
すごい色が出てくるのです。
｢似合う色を作り上げることが出来る方」がいらっしゃる
なんて、世界に誇れることだと私は思います。
似合うかどうかさえ難しいのに
似合う色を作り上げるなんて、何回も、何千回も
声を大にしたいほどすごいことなのです。
色無地を１枚お持ちの方は、是非2枚目をおあつらえ下さい。
それは、また一層すごい変化球の色に違いないのです。
