私の娘の頃は、お正月の初詣には、家族全員できもので神社に毎年行きましたのでお正月のきものを選んで置くことが年末には必要でした。
神社に着ていくのは、母が縫ってくれたウールや絹でたれものではない着易い着尺でした。
私が子供を育てる頃には、きものでの初詣はしなくなりました。
大手の銀行などで仕事始めの午前には、きもので出社してお宮参りをする企業も有りました。その習慣もどんどん少なくなっていると思います。
このように家族できものを着る習慣がなくなったのは、女性の社会進出が進んできものを準備する人がいなくなったからではないでしょうか?
女性の多忙さが、お正月の家族のきものに影響していると思います。
しかし、時代と日本は、少しスローになっているので、違った捉え方の
きものの着方が出てきていると思います。
それは、個性を現すきものであることでしょう。