生産量がこれほど落ちた中で、似合うとか好きなものに出会うことは、
ますます難しくなっています。
となれば、「おあつらえ」という究極の世界に入っていくのかもしれません。
訪問着などのおあつらえは、一般的には、4ヶ月以上かかります。
が、可能なのです。
帯は、量産の世界ですが、手織りの上質な帯を織っている所は
1本だけ4ヶ月ほどで織ることが出来ます。
つまり、きものと帯を両方ともオリジナルで作ることが出来るのです。
この場合、どんなものが出来るか予測が出来ないとか
センスが違うとかいう問題を解決するために、間に立つ方が重要です。
お客様のセンスに近い作り手に作っていただくことや
具体的に完成がイメージ出来るように工夫をこらすことが必要です。