娘の事情と嫁入りしたく

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娘が友人の結婚式に着た着物は、滝沢先生の訪問着アガパンサスです。

着るたびに、地色の美しさや柄の素敵さに毎回大満足です。

前面に出ている柄は多くは無いのですが、脇や後ろに縦に伸びた沢山の柄が入って豪華です。

これからも多くのシーンで着ることが出来ます。

よかった!よかった!

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「この訪問着は、もう元は取ったよ。お母さん!」と娘が言うほど大活躍です。

合わせるのは毎回となみの永楽の袋帯で帯締めも青金で毎回同じ組み合わせになります。

きりりとした豪華さを求められる場面が多いので、これ以上合うものが見当たらないのです。

さて、来週のお茶会はどれにしようかしら?

滝沢先生に作っていただいたおあつらえの四段ぼかしの色無地は、そばに持ってくるだけで

すばらしく美しい色合いで、娘に最高に似合うと分かります。

こんな美しい色合いは探しても出会えるものでは有りません。

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それに娘が大好きな「牡丹のお花」を描いていただきました。

為描きも入れて下さいました。

最高のきものです。

この色の豪華さが近寄りがたいほど美しくて人目を引くのです。

これからも子供の入学・卒業などで、ますます大活躍してくれることでしょう。

滝沢先生の四段ぼかしの色無地は、本当に多くのシーンで大活躍します。

私の四段ぼかしも、いざ着ようとすると、このきものばかりという状態です。

先日の新橋演舞場の銀座くらま会にも着ようかしらと思いましたし

ロータリーでのホテルの集まりに着ることがとても多いです。

それだけ色合いが美しいこと、他にない色合いであること、生地の品質が良いので発色が

大変美しいこと、下前に柄があるこだわり感などがすばらしいのです。

私はもう1枚別の色合いで染めていただきたいほどです。

ところが、娘の着物は私に合いませんし、私の着物は娘に合いません。

似合う色合いが違うのです。

雨模様だったので、娘は私のピンクの雨コートを着て行きましたが、いかにも借り物のように見えます。

この魅力的な雨コートがそんな風に見えるのですから、「似合うか似合わないか」は重要な問題で

もっと取り上げられても良い問題だと思います。

娘は言いました。

「お母さん、結婚前に着物を沢山作って娘に持たせてあげるようになったら良いのに!」

それこそ、従来の嫁入りしたくでは有りませんか!

嫁入りしたくは、生活事情に合った手段だと思います。

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