みどり様の色無地帯揚げ・帯締めコーディネート

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長くお茶のおけいこをなさっていたみどり様には、叔母様が
作って下さったこの色無地がとても重宝しています。

訪問着ほど豪華ではなく、ご自分らしさが有るのです。

綴れの袋帯に合わせました。

CIMG4703

色無地と同系色のピンクの帯締めに、少しピンクが入っている
帯揚げを合わせました。

これをコーディネート上検討するとしたら

「同じ色を重ねて使うと、互いの個性が生きない」という原則があります。
赤い色無地には、少し異なる色を持ってきた方が赤い色が生きるのです。

それから、強い色は、他の色の個性をかなり吸収してしまいます。

CIMG4713

例えば、この黄緑の場合、ピンクよりも、赤い色が効果的に
生き生きと見えると思いませんか?

CIMG4716

また、こんなイエローのパターンも有ります。

しかし、イエローでは、赤の強さが強いので黄色味が
それほど生き生きして見えません。

CIMG4711

また、人に合わせることがとても重要です。

みどり様らしさが、この緑の小物には有ると思います。

お召しになる方やTPOによってコーディネートはかなり違います。
緑の帯締めと帯揚げが

赤い色の強さを落ち着かせる
年齢に合わせる
時代性に合わせる
豪華さと格を上げる

という役割を果たしてくれています。
元のCDでは、色無地の色が目立っていたのが

緑のCDでは、帯締め・帯揚げの方に意識が移りますし

何よりも「素敵なみどりさん」と言いたくなる着姿だと思います。

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