染め名古屋帯をおあつらえするのに一番嬉しいのは
「このきものとこのきものに合う、こんな地色の帯」と、地色を選んで
帯を作ることが出来ることです。
帯の地色はとても重要で、柄が気に入っていても地色がきものに合わないことが多いです。
おあつらえは、お持ちのおきものに合う色で決めるという事が出来ます。
また、絵柄を決めるのもとても楽しいです。
これは、漠然としていても良いのです。
例えば、松葉か菊のお花とした場合
菊のお花だとこんな感じ、松葉だとこんな風ではいかがでしょうか?
と遠峰先生やきもの人がご提案させていただきます。
その中からお好みのものを選んで、色もやり取りして段々決まって参ります。
柄や色数の分量も個性によって、沢山の色数が必要な方と、あっさりが合う方が
いらっしゃいます。
また、紬には、紬地の帯地にすることも出来ますし
柔らかもののきものには、塩瀬が良いでしょう。
このようにして、形が出来上がっていくのは、本当に嬉しいですし
遠峰先生の高い技で描いていただくと、それはそれはすばらしい帯が染め上がります。
私だけの大切な帯になりますね。