きものと帯のコーディネートアドバイス(7/10まで受付)
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きものと帯の選び方は、季節やシーンに合わせる必要が有りますが
個性に合わせるということが一番難しいのです。
なぜならば自分を自分で見ることが出来ないからです。鏡を通した自分しか見えません。
一番簡単なアドバイスは、ご自分の色数を知ることです。
人それぞれで、全身の着姿が「1.2色の人」「1.5色の人」「3色の人」「3色以上の人」
がいます。
例えば私は3色の人なので、2色では寂しくなり、4色ではうるさくなります。
例えば昨日の着姿は、緑と白と茶色です。
が、白は色としてカウントしませんから2色になりますが、江戸小紋の柄と帯の柄の
賑やかさが1ポイントになり、ぎりぎりセーフの3色になっています。
柄の多さ、風合いの強さも1ポイント(色)にカウントします。
もし江戸小紋ではなくまったくの緑の無地のきものなら、色数が減りますからぜ
着姿が寂しくなってしまったでしょう。
その場合は帯締めの色を変えるなどして色数を増やす必要が有りました。
あきこ様、色数1.2色の方なのできものの色と柄で既に1.2色ですから
帯に別の色を持ってくるより白い帯などで色数を抑えることで調和しました。
色数が少ないタイプの方はすっきり見えますが寂しくなる傾向が有りますから
オレンジの帯締めなど明るさを持つ色合いで華やかさを調整します。
M様 色数3色の方なので、黄色のきものに茶色の帯+別の色の小物です。
茶色の色が薄いことときものの柄の大胆さ、帯の素材感の単調さを修正する必要がありますから
帯締めに新しい色を加え視線をそこに集めて、帯締めで個性に合う別の色を加えて
全体の色数を3.2色程度に調整しています。
N様、3色の方なので茶色のきもの+紫の帯+青の帯締め・帯揚げです。
帯のオレンジ茶は面積が小さいことと、茶色が黒に近いことで相殺されます。
黒と白は色としてカウントしません。
3色タイプの方は、「3」という数字を意識するだけでかなりコーディネートが
楽になるはずです。
けいこ様、4色の方なので、ここで無地に近い帯などを合わせると合いません。
きもので2色+柄の多さから2.7色程度になっています。
帯も2.2色程度ですから合計4.9色程度になります。
どちらも色が薄いので色数の多さが気になりにくいです。
きものと同系色の黄緑の帯締め・帯揚げを使うことで色数の多さを抑えて見せています。
帯締め・帯揚げがマイナスのコーディネートになり全身が4色程度になりました。
色数が多い方はごちゃごちゃ感が出やすいのでマイナス術などを使えるようになると上級者です。