これは、高橋孝幸先生の絞りで、1反分です。
絞っていますから、ぐしゃぐしゃで、見た目でもどこにどんな柄が出るのか分かりません。
まず、地色を染めた後にこのように絞りの部分を手絞りします。
その後、絵を描くように細い筆を使って全体に辻が花染めを染めて行きます。
一竹辻が花とも、小野順子先生の辻が花とも違う手法です。
生地は、結城の真綿で手織りした生地を使っていますから、大変着心地が良いのです。
1反作るのに7ヶ月以上かかって、大変細かい仕事をしてくださっています。
七五三のお母様にも最適です。
滝沢先生が入選なさっている日本染色作家展にも入選なさっていて
高い芸術性がある作品です。
これほどの品を身につけることができる私たちはとても幸せですね。
この遠山も、とてもとても美しいです。