大島律子先生の紬の穏やかな美しい光沢感は、糸の種類ということになりますが
0.1%以下しか作られていない国産の色で織られていることがとても大きな要因になっています。
しかし、この国産の糸も残りの何反分かになってしまいました。
もう取引されない(作られなくなった)最後の糸を使って織って下さっています。
すばらしい出会いにくい上質な大島先生のこの紬は、この穏やかな光沢のために
着用範囲の格が高くなっていることが大きな特徴になります。
一般的な紬の格では「お出かけ着」になりますが、大島先生の紬は、少し金銀が入った帯を併せて
カジュアルな中に少し改まったという場面で沢山お召しいただけます。
つまり、私がホテルでのお昼の新年会に金加工が入った染め名古屋帯を併せて参加したような場面です。
紬が持つ最高の着やすさと品質の高さがあり、多くの場面で着こなすことができるということにもなりますから
カジュアル化が進んだ現代のライフスタイルにとてもよくあう紬だと思います。
「私には紬は素朴すぎて着る機会がないわ」とおっしゃる方にも是非お薦めしたい着物です。
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