昨日は、銀座でボーカルの練習をした後、セミナーと
懇親会に参加させていただきました。
季節感や日差しの印象から、白っぽ過ぎる色合いよりも
少し色が入っている方が良いし
お酒やお食事も有るので、柔らかものよりは紬にしたいと
茜染めの無地の紬を選びました。
春なので、帯締め・帯揚げは、薄いピンクです。
米沢のこの紬は、色んな季節に出番が一番多いです。
「浮かない」「草木染めの色合いの良さ」「無地なのでカジュアル感が減る」
「帯で変化を付けられる」「とても丈夫」という利点があります。
手織り八寸名古屋帯を締めました。
帯は、絶対に品質が良いものが差が出ますし長く締めることができます。
もちろん自分らしさは欠かせません。
この帯は、本場結城紬に合せて作ったので、それなりのものです。
今はもうこのようなものは作られないので、作っておいて良かったです。
私がこの仕事を始めた頃に比べて、染めも織りも多くの技術がなくなりました。
こだわったものが皆無と思えるような状態で、日々深刻化しています。
それを嘆いても仕方がないのですが、
その現実はしっかり認識しておくべきだと思います。
懇親会は、居酒屋さんの場合もあるので
その場合は、「八寸名古屋」が気軽です。
もし立食パーティ形式なら「九寸名古屋」で、おしゃれ感を アピールしたいです。
今回は、予想がはずれて、華やかな「パーティ形式」でした。
背広姿の男性が9割です。
女性の方々も紺や白などのお洋服がほとんどでした。
ですから、浮かずに自然に存在感を出すことが出来ました。
私は、スーツも着ますが、
スーツでは、普通の人になる感があります。(笑)
きものを着ることで、「新しい世界」を広げることが出来るように思います。
その方によって、必要なおきものや帯が大きく違います。
ライフスタイルと個性にあう、間違いないきもの選びをしていただきたいので
「きものライフコンサルティング」をお薦めいたします。
http://www.kimono-bito.com/z-70213cordinate/index.htm