大野邦子作手織り紬

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すばらしい、すばらしい紬を織られる大野邦子先生の作品を
ご紹介させていただきます。

大野先生の作品は、出会ってびっくり!です。

すばらし過ぎて、手放したくないと思ってしまう紬なのです。

大野邦子先生は、紬を織ることが「楽しくて楽しくてたまらない」と
何回もおっしゃいます。

ずっと、ご自分が着たいものを作ってこられた先に今が有ります。

今はテーマ見つけてデザインすることが面白くて面白くてたまりません。

まず、デザインが先にあり、そのデザインに合う色を染めたり織り方を考えます。

ですから、ご自分で染める草木染め+作り出したい色を出すために化学染料も使われます。
糸を購入して自分で染めて手織りなさるのです。
1年に2、3枚しか織ることが出来ません。

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高級手織り紬 絵羽 虹 茶と縞(七々子組織織)草木染、1色のみ化学染
現代手織物クラフト公募展入選

明るく華やかな紬を織りたかったということから織り上げた紬です。

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高級手織り紬 青雲 青地に絣

大野先生が「横絣を織ろう」と高い技で試みた作品です。
お好きな緑の色で糸を染めて織りました。

シンプルな柄の繰り返しのように思えるかもしれませんが
全ての柄が異なる柄なのです。
絣の位置を全部変えて織っています。
絣も単色ではなく、沢山の色が入っています
・・なのにすっきりした色合いに見えます。

絣の技も色使いも、デザインも「参ってしまいます!」

すばらし大野邦子先生の紬です。

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高級手織り紬袋帯 黒地 吉野格子

黒に見える地色の部分は、赤や紫など多くの色を合わせて染めて
黒を作り上げています。
ですから、見方や日差しの加減で、緑に見えたり赤っぽく見えたりも
します。

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高級手織り紬帯 ベージュ地 組織織
他のことは飽きるのに、紬を織ることは、糸通しや染めや織りなど
多くのことがあり、それがどれもとても楽して楽しくて仕方がない
とおっしゃいます。

大野先生の紬は、素朴すぎない、少し光沢がある細い糸を選んで使っています。
どの紬も3種類以上の糸を合わせて織っています。
素朴な糸は、時々玉糸を横糸に使う程度です。

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高級手織り紬 絵羽 杜若 白地(絣と組織織)
東海伝統工芸展入選作品


〇大野邦子先生プロフィール

愛知県在住 60歳代
第43回東海伝統工芸展入選(公益社団法人日本工芸会)
2016年全国染織作品展入選(シルク博物館)技術賞
2014年全国染織作品展入選(シルク博物館)シルク博物館賞
第4回現代手織物クラフト公募展入選 グランプリ・長野県知事賞
第7回現代手織物クラフト公募展入選 織の財団賞
現代手織物クラフト公募展入選 グランプリ・特別奨励賞

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