今朝のフジテレビ 朝10:15-50の「ノンストップ」をご覧下さい。
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私が、この↓鰹縞の紬で出させていただいています。
https://kimono-bito.com/blog/wp-content/uploads/2016/05/IMG_0837.jpg
鰹縞のお話をしているところが出るかもしれません。
鰹縞とは、魚の鰹のお腹の色がこのような色をしていることから名づけられました。
粋が流行した江戸時代中期の文化の中で、「縞柄」は、欠かせない絵柄です。
染めの縞柄は江戸小紋として流行し、鰹縞は、主に織物でおしゃれ感を楽しみました。
鰹縞は、藍色の濃淡で太い幅の縞が順を追って並んでいます。
この太さを紬(節のある絹糸)などの荒々しい風合いで織ることで、
一層男性的で力強い格好良さが表現されるのです。
また、この色合いは、藍染めの藍色です。
それまで化学染料がなく、草木染め染料だけで染めていました。
色数が限られる草木染料の中で、江戸中期になってやっと庶民も藍染めを着ることが
出来るようになったという時代背景もあって「鰹縞」は、一気に流行したと思われます。
女性が着れば、強さや荒々しさが、逆に女らしさを引き出してくれます。
また、男っぽい色合いでも有るので、男性が鰹縞を着ることも有ります。
しかし、この鰹縞が似合うとか着こなせるのは、「藤華タイプ」の方々です。
色数3色が最適に似合う藤華タイプの女性は、自分の持つ女性らしさが
逆の雰囲気である「男っぽさ」によって引き出されるのです。
この話は、とても深いですよ。(笑)
藤華タイプの方は、地球上に半分います。
http://irokosei.com/index.htm
きものの色や柄の多さ、複雑さが教えてくれる多くのことは
人の個性の核を解き明かすことにもなります。
また、きものだけではなく、洋服の選び方や髪型など、人の内面と外見の一致や
効果的な装いでの自己表現ということにとても役立ちます。