アンチエイジング

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きもの姿の時は、お化粧は少し元気に華やかになります。
アクセサリーも小さい物は目立たず大きなものになります。
表面だけ奇麗にすることは難しく、内面の元気さや奇麗さが着姿に大きく影響します。

ところが、55歳を過ぎたある日、突然私は、おばあさん顔になってしまったのです。
この頃はとても忙しくて、仕事の合間ににんにく注射を打って元気を取り戻している日も多くありました。
そんな忙しさの無理と年齢的な変化の時期だったのだと思います。

おでこの横シワが何本も深く入り、眉間に縦シワが濃く入り目も垂れて、目の下の皮膚も垂れて口の左右にほうれい線が深く入って、顔のお肉が全体に外に広がっているようでした。
その時は突然人に会えないふけ顔になってしまったので驚くばかりでした。

しかし、着付け教室やコーディネート講座があり、ブログや年賀状用の写真撮影も有ります。困った!困った!!

このとき、初めて私はアンチエイジングという言葉の意味を知りました。
老化に対してもっと積極的に対策を打つべきだったと後悔したのです。
何とかしたいと思いましたが、どうすれば良いか良く分かりませんでした。

娘から聞いた美容整形外科に飛び込みました。

そして、口の周りのほうれい線には恐る恐るヒアルロン酸注射を打ち
おでこにボトックスと呼ばれる注射を打ちました。

ほうれい線はきれいに見えなくなるのではなく、ヒアルロン酸を打った部分だけ少し盛り上がっていました。
ボトックス注射を打ったおでこは引っ張られるような張りがあり
その直ぐ下の目だけ自由に動くので、目がとても引きつられています。

つまりとても目つきの厳しい顔になってしまいました。
顔も何だか人造人間になるような不快感が有りました。

が、仕方有りません。
明日は何人もの方々がいらっしゃるのですから。

そんな顔でお客様に対応する時、目を合わせられず、なるべく正面を見ないようにして本当に気を使い苦しい時間でした。

何とかしたい!と意を決して形成外科に行ってみました。
形成外科の先生は、眼瞼下垂(がんけんかすい)というもので
まぶたを持ち上げる上眼瞼挙筋の働きが弱まっているので皮膚を切って手術をしなくては治りませんと言われました。

私:他に直す方法は有りませんか?

先生:有りません。

私:1回手術をすればよいのですか?

先生: またなりますから、何回か行う必要が有ります。

これをお聞きして、私は手術は絶対に嫌だと思いました。それ以外に絶対に方法があるはずだと思って時間がかかりましたが、化粧品を探したりマッサージを試したりしました。
そして、自分で探した何軒かの強いマッサージやパックなどで徐々に顔の歪みが矯正されました。
マッサージでフェイスメイキングがあるのだと分かりました。

キメや艶がなかった肌もどんどん元気になってきましたが、その頃には色んな化粧品を試してパックなどに凝っていました。

今では定期的なマッサージとオイルや美容液の使用で元気なお肌になっています。

顔も手も、沢山あったしみが嘘のように薄くなりました。
今凝っているのは美容液とオイルです。
ごまオイルやオリーブなど、様々なものを試しています。
私は乾燥肌なので、水分が足りないと気にしてきたのですが、オイルももっと沢山付けるべきだったと分かりました。

周囲に、眼瞼下垂の手術をなさっている方が多いのに驚きます。
手術は一回ではすまなくて、また同じ状態になるので何回もする必要が有りますからどんどん人工的なお顔になると思います。

急にやってくるアンチエイジングですし、おばさん顔を人に見せたくないですしお困りの方も多いでしょうが、手術に走らなくても良いのですよ。

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