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心をつむぐ 大島律子の世界
・・海を森を考えながら織った着物・・
1
着物の準備、座繰り糸、2月22日、
「冬の朝、昇ってきた陽を受けて輝く、月の白色の如し」
いつも思うことだが染めるのがもったいないような白色
だが、すぐに染料は?絣は?つぎの楽しみに突入
その前にまず灰汁練を始める。
2
まず、下地にウコンの黄色濃淡を染める。
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煮出し中体に良さそうな香りが漂う
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取って置きの「櫟」を重ねる。
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これもまた取って置きの「楊梅」を
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「現の証拠」
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「ロッグウッド」を重ねる
以上で着物一反分の糸、ほとんど用意できた。
つぎは整経、絣、整経、絣、整経、の繰り返しとなる。
3
座繰り糸、緑色4色、絹の光沢が美しい。
4
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緯糸に座繰り糸と真綿つむぎ糸と2種使用
緑の着物織り始める。
海に行けば水の色、森に行けば森の色、となるように・・
画像はカラー調整して緑を出し、実際の色に近づける。
が、なかなか調整しきれない。
布きれを貼り付けたい気持ち。
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海の色
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森の色
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:潮風で育った黄藤:
伐採中の頂物
森が無くなってゆく
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:絣で濃い部分:
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無事に織り上がり仮仕立てまで。
果たして海になったか、森となったか・・
8
2005年埼玉県立美術館6月
また展示できる着物になり嬉しい限り。
周りの展示作品に引き立てて頂きこれもありがとう。
感謝
色としてはこのくらい濃い緑
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