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着物を着るための準備
・着用予定の着物や帯、小物をタンスから出して用意します
着物や帯に目立つしわがないか、汚れがないかチェックしましょう。帯締めや帯揚げも、コーディネイトをしながら一緒に用意しましょう。(帯締めや帯揚げが一つに決まらない
時は、候補となるものをいくつか出しておきましょう)
着物などにしわがあった場合には、アイロンをかけますが、箔を使った部分には
当てないようにします。
・長襦袢の半衿をチェックします
長襦袢には半衿を縫い付けておきます。簡単につけられる半衿も出ていますが、
きもの人着付けでは、三河芯に半衿を縫い付ける方法をお勧めしています。
衿芯があるか確認しましょう。三河芯を用いた場合には、基本的には別に衿芯を
用意する必要はありませんが、衿芯が弱っていると感じた場合には、紙を使って
補強するときれいに仕上がります。
プラスティックの差し込み芯は、衿元が首から離れていくため、首が短い方、太い
方には特におすすめはしません。
しかし、プラスティックの衿芯を使用する場合には、衿芯が折れ曲がっていないか、
前回の着付で変な癖がついてしまっていないか確認し必要に応じて新しいものを
用意します。 もし、着物類を事前にハンガー等につるす場合には、直射日光が当たらないように、
また蛍光灯の光が直接当たらないように注意しましょう。
着付の流れ 1 足袋を履く
まず最初に足袋を履きます。こはぜは4枚のもの、5枚のものとありますので、
用途に 応じて用意します。
足袋を履くときは、口を半分に折り返して足を入れ、こはぜは下 から留めます。
2 肌着をつける
和装用の肌着には色々と種類がありますが、あまり丈の長すぎない裾除けと、 後ろの襟ぐりが開いている肌襦袢がお勧めです。
どちらもサイズは大きすぎないようぴったりのものを着ると着物姿がきれいに
なります。
3 補正をする
さらしを使って補正をします。さらしは下腹部から胸元まで巻いていきますが、 薄い皮膚をまとった感覚で自然で美しい補正ができます。
和装ブラジャーも不要です。 補正をしながら、背中に帯が下がらないようにタオルを使って補正を加えます。
4 長襦袢を着る
肌着を身に着け、長襦袢を着終わるところで、美しい着物姿の約8割が完成すると 考えます。
衿の角度、衣紋の抜き具合などを確認しながら、衿の位置をただし、 伊達締めで
胸元を押さえます。
5 着物を着る
着物は長襦袢の衿にかかって折角整えた衿元を崩すことのないように気を付け
ながら 羽織ります。
背中心を確認し、着丈を決め、腰紐を結びます。 おはしょりを整え、胸元を引き締め、衿を合わせていきます。 長襦袢に使った伊達締めを右脇から抜き、着物の衿を押さえるのに使います。 着物全体のしわが取れていることを確認します。
6 帯を巻く
胴に帯を巻きます。帯を巻くときは上線を持ち、締めるときは下線を持ちます。 2巻目を巻く際に、帯板を挟みます。帯の上線をあわせながら巻き、しっかりと 引き締めます。手先と胴に巻いた帯は、左脇下をクリップでしっかり留めます。 お太鼓の山になる部分を整えて、帯枕をつけます。 その後、帯揚げを掛けてきれいに整えます。 手先を使って、お太鼓の形を整えます。形が決まったら帯締めを入れて結びます。 この際、仮紐などは使いません。
7 仕上げ
帯結びに使ったクリップを外し、着物の胸元に使った伊達締めを引き抜きます。 着物や帯のしわなどを取り、きれいに整えます。 最後に着物のおはしょりの長さを確認し、長い分は帯の中に挟み込みます。
腰紐1本での着付けの完成です!