Keiko 様
二人のお子様のお母様であるKeiko様は、お子様達に本物を見せておきたい。ご自分のおきもの姿をしっかりと見せておきたいと思われています。お子様達の七五三は、思い出深い見事なお祝い着となりました。
Keiko様は、お子様のご成長に合わせて優しいお色の訪問着をお召になり 毎月の小学校の父母会で紬などをお召になります。
Aちゃんの5歳のお祝い着
長男Aちゃんの5歳のお祝い着を、何か思い出に残るものになさりたいと思われていたKeiko様
十日町の作家さんをご一家で訪問していただいた時に出会った天井画の龍をご主人様のはんてんで
作ることになり、その龍を、Aちゃんのお祝い着の羽織にもなさることになりました。
これが、そのお祝い着です。背中の龍は、とても可愛く気品高い滝沢晃先生の会心の作です。
お顔の可愛さに合わせた青の色も、先生が悩み続けて染めだして下さったお色です。
これが、Aちゃんのお父様の背中の龍です。
神々しく勇ましいです。
どうだい!とまんざらでも無いAちゃんのお顔
まだまだ大きな龍の羽織の袖が長く、
肩上げもたっぷりです。
Aちゃんは、お父様に手を引かれて
水天宮に向かいました。
ご家族で、5歳のお参りに水天宮に向かわれる時
Keiko様は、そうそう!!これが、私がずっと望んでいた光景なのです。とおっしゃいました。おばあちゃまも嬉しそう!
Aちゃんの5歳のお祝いの時、妹のCちゃんは、
Keiko様に手を引かれて、しっかり歩きました。
絞りのおきものからワンピールとマントを作って
いただいて、可愛い姿です。
Keiko様は、何回も着せたいからというお考えから、その後、Aちゃんの羽織の袖を切って
洋服に羽織れるコートになさいました。
その気軽さで、Aちゃんは、きもの人のパーティなどで何回も龍の羽織を羽織って下さいました。
Cちゃんの3歳のお祝い着
Cちゃんの3歳のお祝い着は、京都に200年続く京友禅の老舗をご一家で訪問なさって
Cちゃんの可愛さを生かしたピンクのおきものと赤い被布を染めていただきました。
京都の機屋さん達も回り、ご家族で京都を楽しむ思い出になりました。
Cちゃんの3歳のお祝いの時、Keiko様は、滝沢先生の作られた秋の豊作の訪問着をお召になりました。金色に光る豊作の稲穂の回りで雀が遊び
柿の木の回りで子供たちが遊び、隠れたおなか周りにたくさんのトンボが飛ぶこの訪問着は、それはそれは見事です。
この時も、Aちゃんは、短くなったはんてんを着てお父様と一緒に歩きました。
その後、きもの人のパーティなどで、AちゃんやCちゃんは、おきものを何回も着て下さいました。
成長ぶりが、そのままおきものに現れるのです。
きものパーティ
「Aちゃんが、少し前には「井の頭公園駅で反対の電車を待ってる人がお着物着てたよ。 オレンジ色のを着てた。」との情報をくれました。 お着物の人は蒼チェックが入ります。 私は素敵な、そして「本物」を見せなきゃいけませんね。きもの人さんのお蔭で子ども達の眼も養われます。」と、Keiko様は、言って下さいます。