
10月19日、『美しいキモノ』主催の遠州流が開催する200名規模のお茶会が開催されました。
お茶会の他に、源氏物語絵巻の公開があり普段は使えないお茶室でのお手前が受けられお昼は会席料理をいただくという内容でした。
きもの人の広報で集まった5名で参加することになりました。

場所は、世田谷上野毛の五島美術館、受付時間は10時でした。
早朝からの着付けの必要、前日にでもない限り美容院は無理です。
お茶会に参加するとはいえ、実はほとんどお茶の手前の経験がないのですが
何はともあれ、袱紗、懐紙、お菓子用の楊枝だけは用意しました。
時期は袷、上に羽織るものしての羽織、コートは?
数十年、お茶を習っている方は、的確な着物をお持ちでしょうが
ほとんどの方はは手持ちの着物を着まわしますから、
それぞれのおきものになることでしょう。
お茶(表千家)を習っていらっしゃるK様 お茶(表千家)を習っていらっしゃるG様
みどり様 女将さん
お茶会のきものを選ぶ基準をまとめてみました。
・柔らかもので優雅に見えるもの
優雅に見せるためには柔らかものが良いです。
・ 無地感覚
無地はお茶会の運営側が身に着け、
お客様はもう少し華やかな派手派手しくない付け下げや訪問着など
・帯は袋帯で順礼装に相応しいもの
・ 柄は古典的なものが多くなります。
・ 金銀が強くなく
ワビサビの世界なので華やか過ぎるものは裂けたほうが無難です。
・お花の柄に要注意
季節の花とぶつからないように、先取りが鉄則です。
・ 指輪はせずに
茶碗などの道具を痛めないために。
金属と茶碗がぶつかる音なども失礼になります。
・きものの色
薄い色の着物のほうが顔が引き立ち周囲と調和しやすいですが
薄い色にこだわる必要はないでしょう。
ただ、お茶事のように少人数の席では
濃紺や黒地の強すぎる色の着物の場合、
お茶席の雰囲気を壊すことがあるようです。
今回のように多くの方が参加される場合は、
参加者の着物で雰囲気が作られ、茶室のしつらえの影が
薄くなりますから、色も気にならないでしょう。
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