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お手入れ加工の例

 


 

●女将から

きものの良さは、仕立て直しやお手入れをすることで、色や柄や形を変えて長く伝えて楽しめることです。

そのためのさまざまなお手入れ加工をさせていただきます。

このページ記載の内容以外にも有りますので、ご相談下さい。

・ おしゃれ刺繍紋入れ  
・ 八掛けの染めだし 

・ 金かけ

・ 訪問着の色掛け 


 おしゃれ刺繍紋入れ   刺繍はこちらもご覧下さい。

刺繍の大きさや密度で値段は違ってきます。

1)江戸小紋に葡萄紋


   

 

ご主人が「銀のぶどう」というレストランに就職なさった記念に、奥様が江戸小紋にぶどうのしゃれ紋をお入れになりました。

この図案は、奥様が自分で描かれた物。それを元に同系色で上品な刺繍に仕上がりました。

金や深緑が入って、深みが有ってきものに良く調和した品に仕上がりました。

(お客様からのお声 えつこさまから)


ぶどうの刺繍、予想以上に素敵です! ありがとうございます。

(仕立て上がりが) たのしみです〜〜〜!

 

2)やわらかいきものの色無地に刺繍家紋入れ

 刺繍糸の色は「濃い共色」か「薄い共色」になさることが多いです。

 

3)紬の色無地に花紋  

お洒落に背中に花紋を入れました。

  

4)お母さまのきものに好きな花で花紋を5つ 

「えっと、桜と、ボタンと椿と・・を入れてください」って。

 

  





● 八掛けの染めだし 

 

  (墨色に染め上げた八掛け)

黒の塩瀬の小紋です。「黒い八掛け」をとのご注文でした。

普通の八掛け見本帳には、黒という色さえありません。


見本が必要ないほど決まりきった色だとされているからです。

でも実は色んな黒があるので、きものに合わせた色を捜させていただき、「墨色(すみいろ)」に染めさせていただきました。

八掛けを染める場合は、見本帳から色をお選びいただいて「緑」などとお決めいただき、

実際に緑に染めた色んな生地をご覧いただいて「この色」と決めていただき、

その色に染め上げます。

または、女将にお任せです。(笑)・・責任重大です。





● 金かけ
 

   

 (金かけの前)                 (金かけの後、裾が明るくなりました)

 

これはグレーの笹の葉の模様の小紋で、ぼかし風に金色がかかっています。

これを少し豪華にするために、「予算1万円で付け下げ風に金をかけて」とのご依頼です。

着用なさる方の年齢が60歳台とのことなので、大人し目の金を衿と 裾に吹きかけました。

 

もっと派手で明るい金も有りますし、色や量は微妙なさじ加減です。

どんな方がどんな目的で着用なさるのかとお聞きしてから始めます。





● 訪問着の色掛け 

 

  

             (色掛けの前)              (色掛けをした後)

 

北山杉の絵が描かれた素敵な訪問着ですが、

「もっと濃い色にしたい」とのご要望で、色掛けをしました。

色の濃さも微妙です。「1m近づいたら柄が分かる位」とのことでしたが、

余り濃くしてはせっかくの柄が隠れてしまいますから、この濃さに納まりました。

きものと八掛けの両方を染めました。

洗い張り+染め+仕立てになります。