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様のきもの選び 小物(帯締め・帯揚げ)まで編 

S様は、大変素敵なおしゃれをなさる方です。

可愛くエレガント!

なものを好まれます。

ピンク色や黄色系の色

お花や大人っぽい可愛さがお好きです。

お洋服のセンスも抜群ですし

おきものも観劇やお茶会に合わせて

毎週楽しんでお召しくださっています。

 

 

そんなS様が、最近、

黒や茶色のシックな色に引かれて

黒地に唐草模様のろうけつの小紋

お作りになりました。

その、おきものをお決めになる時に、

地色のお顔写りはいいかしら?

身長に対して、柄の大きさは

大きすぎないかしら?

私にはシックすぎないかしら?

ということを実際にご覧になって確認なさいました。

そして、

大丈夫、似合うわあ〜

と思われたのですが、

誰かにそれを確認して欲しい!

と思われました。

それで、きもの遊びの会の時に

日本橋オフィスにお越しになりました。

 

日本橋オフィスで実際に小紋を当てていただくと

色のお肌写りも大変良くて

つややかな生地に対して

ろうけつのしっかりした

風合いも

とても素敵に映って

柄の大きさのバランスもよくお似合いでした。

女将的には、最高!にお似合いです。

もちろん、S様もほっと安心なさって

この小紋をお仕立てになりました。

次に、この小紋に合う帯です。

お手持ちの帯が合わなくはないのですが

ぴったり!合うものがありません。

そこで、帯をお選びすることになりました。

帯選びは、

「お召しになる方が、

   

どんな風に見えたいの?」

が、とても!とても!大切です。

S様は、上品に可愛くエレガント!派なので

輝く美しさを持つ薄いピンクの組紐の袋帯

をお選びしました。

 

この小紋のことだけを考えれば

白、茶、紫、グレー、緑、水色系 などの色を

あわせることが出来ます。

しかしピンクの可愛さ路線のS様

今、少し違う路線に向かわれた時に

あまり今までと違う色合いや雰囲気になさると

S様の素敵さがおさえられてしまいます。

また、S様ご自身でも

何だかしっくりこない 

と思われるかもしれません。

外見でお似合いで、内面の心でも受け入れられるコーディネートが大切です。

納得して、心を浮き立たせてくれるような

理解できるコーディネート

である必要があります。

この袋帯は、ちょうど!

ぴったり!でした。

 

また、この組紐の袋帯は、

リバーシブルになっています。

表は、ピンクの濃淡で高級感があり、

裏面は、クリームとピンクとグレーで

紬にもお締めいただけます。

大変使い勝手が良く

S様がお持ちの他のおきものにも

良く合います。

 

 

 

次に、この小紋と袋帯に合わせて、

帯揚げ・帯締めをお選びすることになりました。

きものは、お召しになる方に合う物を

選び

帯は、お召しになる方ときものに合う物を

選び

小物は、お召しになる方ときものと帯に

合う物を選ぶことが大切です。

決して!

きものと帯に対してだけ

小物を選んではいけません。

雑誌でよくそんなコーディネートを見ます。

仕方がないことでしょうが、

そんな場合、着る方を引き立てないことが多くあります。

 

 

 

また

実際の色に合わせないで、

小物を選んではいけません。

 

実際のきものと帯を置いて

そこに、帯揚げ・帯締めを置いて

私は、お召しになる方の写真も置いて

最高にお似合いのものを探します。

はい、実際にお会いしている方でも

写真が必要です。

そして、外見的にお似合いになるというだけではなく

お茶会なのか?

普段使いなのか?

いつの季節なのか?

というTPO

その方が何を求めていらっしゃるのか?

を追求しながら

何百という数が揃った中から1本の帯締めをお探します。

こんな探し方をしていますので、

・実際にお会いした方は、

 お求めになるものが

 わかり易いです。

・実際の着物と帯が無いと、

 小物選びが出来ません。

 正確な色の確認が出来ません。

 

というようなことになります。

ですから、きもの遊びの会などで、きもの人のオフィスにぜひ!お越し下さい。

では、楽しい小物選びをご覧下さいませ。

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