とらの染め帯

阪神タイガースを特に応援しているというわけではなく

トラ年というわけでも無いのに

猫や犬やうさぎが、きものや帯に多様されるのなら

「 とらもいいんじゃないの? 」

と気軽なきもちの本気で、染め屋さんに女将がとらの染め帯を染め出ししました。

 

野球とかアニメチックとかじゃなくて

かわいいのじゃなく、怖すぎもしないので

 

「 素敵なの! とにかく素敵なのがいいわっ 

紬にでも小紋にでも併せられる染め帯ね 」

 

という、つかみ所が無いような注文に応えてくれるのは

京都の馴染みの染め屋さんです。

 

これ以上の言葉で説明しずらいけど

任せてみたい、気心しれた関係が出来ています。

 

気心っていうのは、

「センスを分っている」

 

っていうことです。

センスほど説明しずらいものは無いです。

そして、センスを分って、その感性ですばらしい形にしてくれる

作り手がいたら、これは、本当に嬉しいです。

 

そして、ときどき 「とらの帯」のことが頭をよぎりながら

1月ほど待ったある日、送られてきた染め見本が、これ↓でした。

 

40cmほどの四角い布に染められています。

一見した時は、声が出なかったです。

良いか悪いか? 

ふううう・・・ん、悪くないです。

本当に悪くないです。

もし顔を可愛く書けば、とらの雰囲気が壊れてしまいます。

別の世界のとらになります。

とらの顔をぼかしたり、隠したりすれば、とららしく有りません。

コントラストが強すぎないグレーの地色に、暖かい黄色とグレーで

元気で勇ましいとらの姿が上手く描かれています。

だけど、帯としてはどうでしょう?

はい、締めたい人を限定してしまうかもしれません。

とらなんですもの、これだけ勇ましくありたい。

 これがきもの人がお勧めするとらの染め帯です。

 

次に問題になるのは、帯の前の柄です。

 

ええっと、どんな絵にしようかな?

 

考えられるのは、


1)とらのお腹のシマシマな部分を描く
2)とらの手と爪を上品に描く
3)とらの尻尾をそれなりに描く
4)上記の3つを全部描く

というのが有ります。

 

でも、どうかなあ〜?

 

と考えていたら、また染め屋さんが良いアイデアを送ってくれました。

これ↓です。(^o^)

 


1) 笹を墨絵のように描いたもの

2)笹の節を強調させて描いたもの

 

まあ・・・・すてき!

 

これだったら、いいわあ〜

私は断然、1)が良いと思います。

ところで、地色が墨色だから、笹はどんな色で描くのでしょうか?

と聞くと、

「 薄い、白に近い墨描きの濃淡でいかがでしょうか? 」

 

という応え

 

あら、あら、また私の好みです。

すっきりしていて良いですね。

というように・・・・今、制作が進んでいます。

 

さあ、出来上がりが楽しみ、楽しみ・・です。

いろんな方がご意見をお送りくださいました。

その中で愛子さんが北海道のとらの写真を送ってくださいました。

愛子さん 有難うございます。

こんな帯をお作りになりたい方は、↓からお問い合わせください。