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日本の絹のお話会

日本の絹のお話会は、おかげさまで沢山の方にご参加いただきました。
伊と幸の北川幸さんと本橋取締役が お越し下さって 絹糸のお話を
沢山して

下さって、上質な日本の絹も見せて下さいました。

 

現在、日本の絹の生産量は、絹糸全体の1%になっています。

99%は、海外の絹に頼っているという状態です。

その中でも、2年後の平成23年4月には、国からの助成金が全廃されることが決定しているために、残る1%の存続すら難しい現状が目の前に迫っています。

このような日本の絹糸の現状を皆様に知っていただくための機会を持たせていただきます。

日本の蚕産(ようざん)業に詳しい本橋伸夫様から、絹の現状をお聞きして

実際に、日本の絹をご覧いただきます。

 

日時:11月14日(土)13:30-15:00

       13:30-14:20 お話 質疑応答

       14:20〜    白生地をご覧いただいて歓談        

場所:きもの人

 

     東京都中央区日本橋蛎殻町1-6-9

     日本橋岩山ビル
     TEL 03-5652-6868

 

      地図

講師:本橋伸夫様 (伊と幸 取締役)

 

参加費:無料

同時開催:国産絹の白生地を使った色無地お誂え会
       沢山の紋様の中からお好みの色で染めていただけます。
       お好みの色をお持ちいただくか、12色の中からお選びいただけます。

     

 

  お申し込みはこちらの申し込みフォームから

 

■女将の碓氷(うすい)製糸訪問記(2009年10月)

ずっと以前から、製糸工場を見たいと思っていました。
その機会を偶然得ることが出来ました。

13:04 東京駅発 あさま525号に乗って
14:10 高崎着 そこからローカル線に乗り換えて

碓氷(うすい)製糸 に到着しました。

日本の絹糸を作っている、限られた2社の内の1社(農業協同組合)です。

     

組合の中から見た、すぐそばに流れるうすい川です。


日本の蚕産(ようざん)業

現在、日本の製糸工場は、山形の松岡と、この碓氷製糸の2社だけになりました。
繭から絹糸を取る作業工程をこちらで見せていただきました。

日本の蚕産は、農家の70歳以上の方々によって支えられています。
蚕産の後継者はほとんど無く、子供達に反対される中で健康維持や生きがいに

なっている老人たちが繭を育てているというのが現状です。

昔の蚕産は、現在のトヨタ自動車のように外貨を稼ぐ国の大きな柱だったのですが

中国など海外の台頭により価格競争に負けた結果の現状といえます。

昔は、群馬県内だけで8万軒の農家が蚕産業を行っていましたが
今は、全国で1020軒(内470軒が群馬)しか繭を育てていません。

絹の生産量は全国で380トンと言われます。

農家→農協→製糸会社へ、または農業試験場から製糸会社へという流れで、
製糸されます。

繭は、年間が取れて、春繭(一番良い)、夏繭、初秋、晩秋の4回
糸を取ることが出来ます。

    


それは、つまり蚕が繭を作ってさなぎになって蛾になる約2週間程度の間に
繭を乾燥させて絹糸を取るのです。

2週間以上繭を置くとさなぎが蛾になってしまいます。

    

これは、繭の中から取り出した乾燥したさなぎです。

まず、県の委託を受けて繭の検定を行い、200粒で何gの糸が取れるのか?
途中で何回切れるのか?を調べます。
もちろん、切れにくい糸が良いのです。

そして、工場内に長く敷かれたベルトコンベアーの中で流れながら60〜120度の
熱で5時間乾燥させて、生きているさなぎを乾燥させて殺します。

  

  

その乾燥によって水気が無くなって10キロから4キロに減ります。
糸になるのは、2キロから2反 この大きな1袋から2反だけです。

私が驚いたのは、繭から1本の糸を引き出すことでした。

緻密に工夫された機械を使って、丸い繭から糸の口を捜して、目に見えないほどの
絹の糸の先をみつけて、それを長く均一に巻き取って行きます。

それら、とっても細い糸を何本も集めて、1本の糸に作り上げていくのです。

  

  

本当に、繭本来の糸を尊重して、1本の糸から全てが成り立っていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

糸の単位:1俵(ひょう)=60kg
21中=21デニール 9000mで21g
まゆ1個で1本の糸=3デニール
つまり、7個の繭から1本に巻き上げていく=21デニールとる
1デニール=9000m=1g
デニール数が多いと太い=早く巻き取れる 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  

これは、均一で長い糸に作られたものを束ねて、その点検をしているところです。

私は、反物からしかいつも見ていなかったので
縦糸と横糸で反物が成り立っているとしっかり分っていたと思っていたのですが
その前の部分が全然分っていなかったと良く分りました。

なんて大変な作業の結果として、絹の反物が出来上がっているのかと良く分り

ました。

しかし、しかし!この製紙工場の段階では、まだ反物になりません。

白い糸のままです。
これが、この工場での最終形です。

  


それも、セリシン(たんぱく質)を取る精錬という作業は行わないので、それは次の

段階になるのです。

なんて大変!!

そうやって絹の反物は出来上がっているのですねえ。

しかし、その日本の絹が、今、とても大変な状況に来ていると聞いてまた驚きました。

日本の絹生産の困惑

このように、日本の絹の生産は、加速度的に減っています。

その上、小泉改革によって 農水省が、平成23年4月以降、日本の絹生産に対する補助金の廃止決めました。
このため、養蚕農家や製糸工場への補助金は一切なくなりますから農家での生産のほとんどが無くなってしまうと思われます。
また、ブランドシルクと呼ばれる日本製の絹は、全て、1キロ当たり1万円高騰します。

これは、とても困ったことです。

日本の絹の特徴

これまでの、絹製品の販売過程では、節が無いきれいな絹が好まれました。

海外製品は節が無くて綺麗なのに対して、国産の糸は節があり味があり温かみが
あり、それが染色しずらさにもなって値段も高いという国産の糸は、
このために敬遠されてきました。

最近、国産回帰が見られますが、国産の絹糸の現状は、とても困難であり
平成23年にますます競争力を減らす可能性があることが危惧されます。

この現状を知っていただき、すばらしい日本の絹に触れていただく
機会を下記のように開催いたします。

 

お申し込みは、下の 申し込みフォームから

 

 
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