牛首紬の草木染めの原料と色を教えて下さい。
主な原料と色の関係は、次のとおりです。
紫色: 紫草、ロッグウッド、藍+紅花、五倍子など
青色: 藍草
赤色: スオウ、コチニール、紅花、茜草など
黄色: きはだ、くちなし、 苅安、小鮒草(こぶなぐさ)、うこんなど
緑色: 黒百合、藍と黄色の掛け合わせ
茶色: 一位、梅、とちのき、くり、はんのきなど
ねずみ色: くぬぎ、とちのき、はんのき、五倍子、くりなど
牛首紬の草木染めの色の特色は何ですか?
白山麓周辺の植物から抽出される色は大半が黄色、茶色、ねずみ色です。
以前は青色の材料である山藍が白峰村でも栽培されていましたが
現在は見当たりません。
赤色、紫色の無い配色は一見地味ですが、粋人には好まれる色彩感覚です。
昔は、庶民の色が制限されていたと聞きますが?
そのとおりです。
江戸時代は幕府禁止令により庶民の使用する色彩までが制限され、
紅花染(べにばなぞめ)や紫根染(しこんむらさき)は庶民には
禁じられました。
これに対して茶、ねずみ、納戸(なんど)系統は制限外の色であり、
この枠内で流行色が作られました。
そして「四十八茶、百鼠」といわれるように、人名、土地名、植物名など
を組み合わせた
様々な色名が江戸を中心に生まれました。
草木染めで特に気をつけることが有ったら、教えて下さい。
生活環境の変化から昔なつかしい衣類の虫干しをする家庭も
少なくなつていますが、 植物染料で染めた繊維は湿度に弱い欠点があり、
一年に一度は繊維に風を通してほしいものです。
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