能登半島の外海に面する中程に位置する門前町。 日本海を一望にするこの地で能州紬は生まれました。 昭和42年、京都西陣の織元12代として家業を継いでいた 絲藝苑を興したのが『能州紬』の始まりです。 能州紬の特徴は、なんといっても輝きを放つ色合いにあります。 日本海の波によって浜に打ち上げられる昆布、和布、ひじき、 かじめ、ほんだわら、ぎばさといった海草が原料となります。 まず、それらをを干してから煮だした液で糸を染めます。 その後、草木染や化学染を重ねることで海草による 地染の影響をうけ草木染だけでは出せない艶のある 色合いが生まれるのです。
そして『手繍織り』。 この技法も能州紬の代名詞となっています。 下絵を見ながら、色の分量だけの経糸を杼ですくってゆきます。 時には30もの小さな杼(ひ)を扱う柄の時もあるそうです。 図柄の裏地に縫い糸がまったく出ず、 表裏同じ図柄に織りあがる独特の技法です。 緯糸で模様を織り出すことで、 絵画的な図柄を織り出すことができます。 そこには、繊細な色彩感覚と、緻密な作業が求められるのです。
そうして織り上がった着物や帯は、 能登半島の自然の恵みを文字通り吸い込んだ、 景色と溶け込むような見事な輝きを放つのです。
鮮やかなオレンジはまさに漁火そのものです。
様々帯合わせで楽しんでいただけるお着物ですね。
価格は袷仕立て代込み
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