この蟹(かに)は、幸せだなあ〜と思います。 きっとこの蟹のために作られた訪問着でしょう。 小紋にしても良いほどの小さな蟹さんですが、しっかりと見開いた賢い目をしています。手足のすみずみまで、神経が行き渡った動きを見せてくれます。 その蟹さんが訪問着の上で繰り広げる動きを追っていくのが楽しいです。 このように、滝沢先生の作品の見事なところは、柄が生きるようにきっちり描かれているのに、最終的には着る人を一番意識して、その着姿を最高に見せるように工夫されていることです。 「沢山の女性を知っている」先生ならではのことです。 先生は、良いきものを作ることだけを考えています。 そのきものを作る経済性や効率などは後回しにして、「良いものをつくろう」となさる。 それを陰になり日向になりささえているのが、奥様の久美子さん。 「私があきらをプロデュースしているの」とおっしゃるその声からは、先生の芸術性に全幅の信頼を寄せているのが良く伝わってきます。 カラーコーディネーターで有り、糸目友禅も刺される奥様が好きなモチーフがこの蟹の絵です。 「私の方が、沢山資格はもってるけど、何の役にも立ちやしない。」と、これは、晃先生の見立てやセンス、表現力を絶賛する愛情あふれる言葉です。 「・・・なんだお前、・・・だろう。」 「だって、・・・・・じゃない!」 丁々発止でやりあうお二人の暖かいお人柄に、ぜひみなさんも触れて下さい。 十日町の工房では、お料理好きでおもてなし上手な奥様が迎えて下さいます。 十日町という風土と、愛情あふれる奥様によってAKIRA芸術ははぐくまれています。 ぜひ、この工房を訪問していただきたいです。 そして、必ず先生と会っていただきたいのです。 先生が貴女のために選ぶきものは、きっと貴女自身がまだ捕えきれていない自分自身です。 貴女に最高に似合うきものを先生は教えて下さいます。 先生のきものを着ることは、そのきものだけではなく、滝沢先生のもっていらっしゃる感性を強い見方につけることになります。 ヒラリー元アメリカ大統領夫人が、直接感謝状を送り、また外務省からも感謝状が送られるという、破格の実力を持つ先生のきものをまとってみませんか?
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